発達障害とは

先天性の脳の機能障害により発達に偏りがあり、日常生活や社会生活において障害(困難なこと)がある状態を指します。

見た目ではわかりくく一見普通に見えることから、周りの理解や協力を得ることが難しいため誤解に苦しむ人が多く、近年、その対応やサポートが社会的な課題となっています。

発達障害の定義

発達障害は発達障害支援法において以下の通りに定められています。

「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の 広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障 害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものを いう。 2 この法律において「発達障害者」とは、発達障害がある者であって発達障害及び 社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受けるものをいい、「発達障害児」 とは、発達障害者のうち十八歳未満のものをいう。

発達障害者支援法条文

この定義は、世界保健機構(WHO)の「ICD-10」に準拠して定められており、平成17年4月1日から施行されています。

また、この条文には明記はされていませんが、通常「生まれつき」の障害であり、成育歴や環境要因によって引き起こされるものではありません。

発達障害に含まれる障害

上記に含まれる障害として、

●自閉症
●アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害
●学習障害
●注意欠陥多動性障害
●その他これに類する脳機能の障害

が挙げられていますが、その他の「広汎性発達障害」に含まれるものとして

”レット症候群” ”小児期崩壊性障害” ”特定不能の広汎性発達障害”

などが含まれ、

「その他のこれに類する脳機能障害」には、

”てんかんなどの中枢神経系の疾患” ”脳外傷や脳血管障害の後遺症”

も含まれるとされています。(文部科学省)

(脳血管障害の例:脳梗塞、脳出血、脳卒中など。もやもや病などが原因での発症ももちろん含まれる)

 

発達障害の発症と診断の時期

定義にあるように、発達障害は通常低年齢において発現するものとされていますが、思春期や大人になってから診断を受けることも多く、

発症自体は先天性であることがほとんどですが、発見されるタイミングは個々によりバラツキがあります。

 

特に近年では、発達障害に関する研究の発展や障害そのものに対する認知の広がりから、大人になってから診断を受け気づくことが多く、その理解やサポートに注目が集まっています。

 

発達障害は「完治」することは難しいとされており、現在のことろ「治る」という意味での治療法は確立されていません。

そのため、その症状は生涯にわたり継続し、サポートを必要としますが、適切な支援を受けることにより、安定し豊かな人生を送ることが可能な障害です。

 

発達障害の種類

引用:放課後等ディサービスSTEP様

発達障害にはいくつかの種類がありそれぞれの障害は単独して存在していますが、複数の障害を併発することが多く、それぞれの症状がリンクする側面もあるため、その境界線や分類は難しいとされています

 

主な障害を上記表にて提示しますが、以下のように分類され、その中に個々の障害が種類別されます。

(*概念及び種別に関しては、IDC-10(WHO)及びDSM-IV-TR、DSM-5に準拠します)

 

広汎性発達障害

自閉障害とその他の「自閉障害に近しい」障害の総称です。

従来の自閉症・アスペルガー症候群・高機能自閉症に加え、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害が含まれます。

2013年にDSM-5(精神疾患の診断と統計マニュアル・アメリカ精神医学学会)において、「自閉症スペクトラム」に統合されたことにより、現在は広汎性発達障害は自閉症スペクトラムに含まれる形となっています。

広汎性発達障害の特性と症状

自閉症スペクトラム

自閉障害の総称です。

主にコミュニケーションと社会性に障害があるとされています。

従来、「カナータイプ」「高機能」「アスペルガー症候群」などと分類されていたものが、その境目や区切りを作らずず「連続性のあるもの」として捉える考え方の下でDSM-5において統合されました。

前述のように、この統合に伴い広汎性発達障害も自閉症スペクトラムに包括されたため、広汎性発達障害に含まれるその他の障害も「自閉症スペクトラム」に属します。

自閉症スペクトラムの特性と症状

注意欠陥多動性障害(ADHD)

不注意・多動・衝動の特性が、年齢に対して期待される言動に支障をきたす障害です。

特性のバランスで、3つのタイプに分けられます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)の特性と症状

学習障害

全体的な能力に知的な障害は認められないのに、「聞く」「書く」「話す」「読む」「計算する」「推論する」などの特定の学習において極端に困難が生じる障害です。

「LD」と言われるものがこの障害にあたります。

学習障害の特性と症状

知的障害

全体的な発達に遅れがある障害です。

IQの基準は各自治体によりいくらかの相違がみられますが、概ね「70~85」が境界線とされています。

知的障害の特性と症状

各障害の特性や症状は、リンクをご覧ください。

各障害の診断基準などもこちらで確認できます。

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それぞれの障害は単独で存在していますが併発するケースは比較的多く、多くの方がいくつかの障害を併せ持っていますが、唯一、「知的障害」と「学習障害」は併発はしません。

その理由は学習障害の定義の中に「知的障害」を伴わないことが明記されているから。

 

このように、発達障害の診断は障害ごとの「定義」に従って付けられます。

発達障害の診断について

上記に示したように、発達障害の診断はそれぞれの「定義」に従って判断をします。

それぞれの障害の定義に「当てはまった場合」のみ診断が出るため、逆に定義から外れていることがあると診断がつきにくいという現実もあります。

 

その定義は主に、アメリカ精神医学会のDSM-5や世界保健機構(WHO)のICD-10が採用されており、その診断基準に準拠する形で医師が判断していますが、現在適用されている2013年のDSM-5(精神疾患の診断・統計のマニュアル)によって「スペクトラム」の概念が適用されたことにより、これまで明らかに何らかの障害があるにも関わらず診断を受けることができず、不理解に苦しんできた方々も包括されるようになり、そのサポートの幅は飛躍的に広がりました。

 

障害の診断は医師がすることになっており、医師以外の者は診断をすることはできません。

障害者センターや療育機関、福祉関連の施設などでの「検査」は可能ですが、診断が出来ない理由はここにあり、心理検査などの結果にも障害に関する記述が入らないのもこの決まりが理由にあり、

「診断」を受けるには必ず専門医のいる「病院」を受診する必要があります

 

発達障害は専門医が少なく診断を受けることが難しいとされていますが、各自治体の保健センターなどで紹介してくれる場合がありますので、こちらにお問合せしていただくことをお勧めします。

 

中には地域に専門医がおらず、紹介を受けられない場合もありますが、その場合、

子どもの場合は小児科か小児精神科の医師がいる医療機関を、

大人の場合は精神科の医師がいる医療機関を受診しましょう。

 

専門外な場合は、医師のネットワークの中で詳しい医師を紹介してくれる場合もありますし、

中にはかかりつけの内科でも事情を話せば紹介状を書いてくれる場合もあります。

 

大学病院など大きな総合病院であれば対応してくれることがほとんどですが、現在は総合病院は紹介状が必須の場合がほとんどなので、まずはどこでもいいので精神医療の医療機関にかかり、紹介状を書いてもらうようにしましょう。

 

子どもの場合と大人の場合で入り口や出口が違ってきますので、詳しくは「子供の発達障害」「大人の発達障害」のリンクをご覧ください。

子どもの発達障害

大人の発達障害

*作成中です。しばらくお待ちください。



発達障害と付き合っていくために

発達障害は現在の医学では完治はしないものとされており、その診断を受け一度は絶望することもあるかもしれません。

ですが、だからと言いて必ずしも不幸になるわけでも、なにもできないわけでもなく、

周囲の理解とサポーがあれば通常の社会生活を送ることは十分可能です。

 

発達障害は「環境が引き起こす障害」と言われており、周りの環境次第で大きな能力を発揮する方がとても多いのが特徴です。

このページでご案内しているリンクページにおいてその様々な方法や情報を発信していきます。

是非ご参考になさってください。

 

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